県士会活動報告 | 香川県の作業療法士会 - Part 19

平成28年3月18日に橋本病院にて、平成27年度第3回MTDLP事例検討会を実施致しました。今回はファシリテーターをMTDLP推進委員の松本先生(四国医療専門学校)とMTDLP研究協力員の私、中川(老健 白寿の杜)の方で務めさせていただき、合計6名の先生方に発表して頂きました。各々の施設においてMTDLPを実践した事例について発表した後に、発表者が挙げた課題についてグループディスカッションを行いました。

事例検討会では、発表者は事例発表することで、自己の介入を客観的に振り返ることができ、聴講者は、MTDLP事例報告の参考にすることでき、実践に努めるための良い機会となったと思います。

これで、今年度のMTDLPに関する研修会は終了となりました。また、次年度も引き続き県士会の方で研修会を企画実施していきますので、県士会員の皆様は基礎研修受講ならびに事例発表の方、何卒宜しくお願い致します。

今回の事例検討会開催に当たり、ご準備頂きましたMTDLP特設委員の皆様ありがとうございました。

 

香川県作業療法士会 MTDLP特設委員 中川真人

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標記の件につきまして、詳細はこちらからご確認ください。

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平成28年1月17日に、丸亀市綾歌総合文化会館アイレックスで第17回香川県作業療法学会が開催されました。130名を超える参加者に来場して頂きました今回の特別講演は、神奈川リハビリテーション病院の作業療法士である松本琢麿先生に『作業療法の進化と真価~丁寧な臨床を目指して~』と題して、実際の患者様のビデオや実技も交えて講演をしていただきました。患者様と向き合う大切さや療法士として知識や技術を研鑽し続ける重要性を松本先生自らの行ってきた臨床をベースとして話をしていただきまして、私も含めまして会場の参加者全員が改めて日常生活動作を支援するプロフェッショナルである作業療法士の原点に立ち返るような気持ちになりました。
初めて企画しました「自助具・治療器具コンテスト」は、県内の作業療法士及び養成校の学生から、片手でゆで卵が剥ける自助具や手指の痙性を抑制する治療器具などの10作品のエントリーがありました。当日に実施した参加者からの投票と実行委員会での検討にて優秀賞を決定しまして、後日ホームページにて公表することとしています。一般演題については、これまでにない多数の18演題の発表がありました。県内の作業療法士の臨床や学校教育及び地域での活動などに対する熱心な思いが報告されて、参加者からの活発な質問や意見交換がなされました。
当日は朝からの冷え込みも強く寒い一日となりましたが、無事に学会を終えることが出来まして特別講師の松本琢麿先生や参加者及び関係者に対しまして、改めまして感謝申し上げたいと思います。来年度の第18回香川県作業療法学会も県士会員の皆様にとって有意義な時間となるように企画してまいりますので、皆様の参加を宜しくお願い致します。

 第17回香川県作業療法学会実行委員長 渡辺正人(高松協同病院)

 

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平成28年1月10日にユープラザうたづにて、平成27年度第2回MTDLP事例検討会を実施致しました。今回は、アドバイザーとして柴田八衣子先生(兵庫県立リハビリテーション中央病院)をお招きし、5名の先生方に発表して頂きました。発表者は、各施設においてMTDLPを実践し、生活行為課題分析、アセスメントやプラン立てをしていく中で、工夫した点や困難であった点、他職種との連携などについて発表して頂きました。また、発表者に加え12名(MTDLP特設委員を含む)の参加者があり、グループディスカッションでは各々が意見を出し合い盛り上がっている様子が窺えました。
今回の発表者のPower pointスライドや資料について、柴田先生から「どの発表者もしっかり作成されており、事例登録に向けてまとめ方の工夫や述べるポイントなどを修正していければ、十分登録できる内容である。」と太鼓判を頂きました。
今年度は、MTDLP基礎研修(概論+演習)修了者となれば、暫定的に生活行為向上リハビリテーション実施加算が取れることになっておりますが、来年度(4月~)からは基礎研修修了に加え、事例発表までが条件となります。協会も、今年1年間は「実践者を増やし、より質の高い取り組みを積み上げること」が課題となっていると言われております。県士会員の皆様の基礎研修受講ならびに事例発表の方、何卒宜しくお願い致します。
今回の事例検討会開催に当たり、お忙しい中お越し頂きました柴田先生、事例検討会のご準備頂きましたMTDLP特設委員の皆様ありがとうございました。

香川県作業療法士会 MTDLP特設委員 水上保孝

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平成27年12月6日(日)に第3回学術研修会がユープラザうたづにおいて開催されました。

今回は、「包括的暴力防止プログラム(CVPPP)」をテーマに、香川県立丸亀病院看護師 沖野一成氏、仁木辰哉氏(CVPPPインストラクター)を講師にお招きし、講義と実技をしていただきました。「包括的暴力防止プログラム(CVPPP)」とは、暴力が起こらないように予防的介入を行い、暴力によって引き起こされる不利益から患者を保護し、かつ患者が暴力や攻撃的でない手法で対処することができるよう援助するプログラムです。講義では、患者の攻撃性や暴力を医療的な視点から捉え、どう対処していくかという専門的な知識を教えていただきました。実技では、実際に患者に腕を掴まれた場合、髪を掴まれた場合、背後から肩を掴まれた場合など、状況別の対処方法や、チームを組んで行う介入方法を学びました。実際の医療現場でも起こりえる状況を想定しての実技は非常に分かりやすく、適切に対処できる方法を学べたのは大変有意義なものとなりました。研修会のアンケートからは、「直接の身体介入法以外にも、それに至らないまでの方法や暴力についての背景・知識が得られた良かった」との感想をいただきました。今回は、お忙しい中ご講演、実演していただきました沖野先生、仁木先生、CVPPPトレーナーの先生方、またご参加いただいた先生方、誠にありがとうございました。また、研修会担当の学術部の皆様、準備、運営ありがとうございました。

学術部 第3回学術研修会担当委員  東 麻衣

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