県士会活動報告 | 香川県の作業療法士会 - Part 20

2015年12月3日(木)に三豊総合病院で第12回西讃地区OTブロック勉強会が開催されました。演題は2題で、①三豊総合病院 OT 柏原佐恵子先生による「感覚障害の改善に応じたADL指導を行った症例」、同じく同病院 OT 氏家歩先生による「肺癌による転移性脳腫瘍を呈した症例へのADL訓練について」の発表が行われました。

参加者は21名で発表後にグループに分かれて意見交換、検討報告を行いました。参加された先生方からはより密な検討や意見交換ができたとのご意見もいただけました。

本年度の西讃地区OTブロック勉強会は今回で一旦終了となります。東讃地区は後1回、平成28年1月7日(木)に県立中央病院にて勉強会を開催する予定となっています。

今回ご尽力いただきました三豊総合病院 梶原万須美先生をはじめ、病院スタッフの皆様、学術部ブロック勉強会担当委員の皆様ありがとうございました。

学術部長 中川真人

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平成27年10月12日にサンメッセ香川にて香川県作業療法士会公共事業部がブースを出展致しました。毎年作業療法士会は参加させて頂いております。今年度は「介護現場の魅力を伝えること」が趣旨にありましたので、「作業療法士と介護職との連携」「住宅改修方法や福祉用具、自助具の使い方」「認知症のリハビリテーション」について来場者へ説明しました。全体の来場者層としましては、子供から高齢の方まで幅広く、ご家族連れが多かったようです。介護に関わる様々な職種、団体のブースがあり、長時間楽しんでいただける企画になっていました。今年来られてない方は来年参加されてはいかがでしょうか?

作業療法士会ブースへは164名来場、認知症相談へは22名希望があり、特に認知症への関心の高さが伺えました。そして、健康志向が高まっていることもあり、予防に関する体操や質問が多かったように感じています。作業療法士は生活を支えるリハビリの専門職です。今後も医療、福祉関連のイベントに参加し、県民の皆様へ生活を支えるお手伝いができればと考えています。かがわ介護フェア作業療法士ブースへ来場して頂いた方々、介護フェアを企画されました香川県健康福祉部総務課の皆様、ご配慮頂きまして本当に有難うございました。

香川県作業療法士会 公共事業部担当理事 山川公彦

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2015年10月11日(日)に、茨城県立医療大学 作業療法学科 教授の齋藤さわ子先生を講師にお招きし、「作業療法らしさって何だろう?」をテーマに、第2回学術研修会を開催しました。定員40名のうち当日キャンセルの方が4名出てしましましたが、県内外から36名の方に参加していただきました。一日を通して、講義とワークショップ形式での研修会となりました。

講義では近年の研究成果から、作業療法士が作業を用いる根拠を説明していただけました。また、「作業に焦点をあてる」、「作業を基盤とした評価・介入の実践」など一つ一つのキーワードについて具体的に説明していただけたことで、改めて作業療法の面白さを認識することができました。作業療法介入で使われる活動についての講義では、自身のクライアントへのアプローチ内容を振り返ることができ、より専門性を意識しやすくなりました。

実際に掃除機を使ったデモンストレーションでは、作業遂行観察評価の重要性について学び、観察前、観察中、観察後にポイントとなる分析方法を具体的に学べたことで、臨床に生かすことができる内容となっていました。

本来、一日では時間の足りないようなテーマでしたが、分かりやすく講義していただけ、日々の抱えていた疑問や悩みを解決するヒントが沢山盛り込まれていました。参加された先生方にとっても日々の臨床業務を振り返る機会になったのではないかと思います。OTはITが進んでも生き残れる職業の第6位にランキングしているということで、本来の作業療法らしさを大切に、専門職としてすべきことをし、日々の臨床を大事にしていきたいと思います。

遠方であるにも関わらず講師をお引き受けいただきました斎藤先生、ありがとうございました。また、第2回学術研修会担当委員の皆様、準備から運営までお疲れ様でした。今後も県士会員にとってOTのスキルアップに繋がるような研修会を企画していきたいと思いますので、会員の皆様の参加、ご協力をよろしくお願いいたします。

第2回学術研修会担当委員長 馬場広志

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生活行為向上マネジメント事例検討会報告

 

平成27年9月28日、創心会リハビリ倶楽部高松中央で生活行為向上マネジメント事例検討会を行いました。

回復期、維持期をご担当されている先生から、生活行為向上マネジメントを使用した結果をご報告下さいました。グループワークを行うことで、様々な意見が出ておりとても充実した検討会でした。また、発表された先生方から、「生活行為向上マネジメントを実施するタイミングは?」など課題も挙がり検討できました。検討会後のアンケートで、全員の先生から「今後活用していきたい」といった想いを聞くことも出来ました。

来月の10月17日、18日は兵庫県立リハビリテーション中央病院の柴田先生にお越しいただき、基礎・演習研修を実施する予定です。未受講の方はぜひご参加ください。今後ともよろしくお願いいたします。

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四国四県同時啓発イベント開催報告

平成27年9月27日にゆめタウン高松にて広報部が中心となり啓発活動イベントを行いました。このイベントは日本作業療法士協会が設立された9月25日を作業療法の日とし、四国四県がほぼ同時期に各県民の皆様に作業療法を知ってもらおうと毎年行っているものです。今回はゆめタウン高松で開催し非常に多くの方々に参加、見学していただくことができました。内容もOT説明コーナー、自助具体験コーナー、脳年齢テスト、アクアビーズ作業体験、OT協会DVD閲覧コーナーなど盛り沢山な内容を企画し、子供からお年寄りまで幅広い年齢の方々に来ていただけました。今年で5回目の開催となり少しずつではありますが、作業療法の知名度も上がってきている印象を受けます。企画・運営に協力していただいた広報部員・理事の皆様お疲れ様でした。そして来場していただいた方々本当にありがとうございました。今後も事業を継続し、少しでも県民の皆様に作業療法を広めることができるよう努めていきたいと思います。

滝宮総合病院 広報部長 木村勇介

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