県士会活動報告 | 香川県の作業療法士会 - Part 27

日時:2012年4月29日
場所:サンポート高松

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サンサン祭りとは、1981年の国際障害者年を契機に誕生し、『さんさんと誇り注ぐ太陽のもと、障がいのある人、ない人、ボランティアの三者が出会いふれあい、これからの社会作りにむけた手作りのお祭り』である。

開催当初より続いている車椅子体験や2年前からの試みである凧上げ大会、チャレンジスポーツ体験、バザーコーナー、食べ物広場などがあり、来場者は約300名程度で賑わった。 啓発部は、サンポート高松ホール棟1階の展示場「相談・展示コーナー」にてブースを設け部員17名、理事1名で参加した。作業療法の紹介や福祉用具・福祉機器の展示と紹介、体力評価(握力評価)、健康体操の指導、治療の紹介、ACT体験として革細工やバルーンを実施した。

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今回、第13回公開講座を受講し、脳卒中のリハビリテーションについて治療のみではなく、予防・援助の重要性について改めて考えることが出来る場となりました。

当院では脳卒中の再発で入院される方も多く、再発予防として、生活習慣の見直しや自分自身の状態(血圧・体温・食事量など)の把握も含め指導していく必要があると思いました。現在私達が関わるのは、脳卒中を発症した後のリハビリテーションとして関わることが大半となっています。しかし、今後はもっと予防の段階に目を向け、周囲の方に脳卒中についての知識、危険因子、予防方法などを知って頂き、意識を高める取り組みが必要であり、今後の課題であると感じました。

また、松井病院中野先生の講演では、自宅で出来るリハビリテーションとして、いくつか上肢や体幹の活動を紹介されていました。自宅復帰後の日常生活について大きく関わることができるのが作業療法士という職種だと思います。なので、病院内の中でのリハビリテーションにとどまらず、自宅復帰後の生活や活動維持を支援していくのも、大きな役割であると感じました。自宅での円滑な日常生活の獲得を図り、社会参加への支援、QOLの向上へと繋げる役割があると思います。これからも、脳卒中患者様に対して、作業療法士としてより良い支援が出来るよう考え、努めていきたいと思います。

橋本病院 福井 愛美

日時:2012年1月15日
場所:四国医療専門学校

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県学会実行委員会は、高松・中讃地区の老健・精神科・回復期・訪問リハ・教育分野の6名で構成し、活動しました。学会テーマを『くらしに寄りそう~地域の中での役割を考えましょう~』とし、特別講演には地域リハビリテーションの分野で第一人者として活躍されている谷隆博先生(株式会社メディケア・リハビリGM、社団法人日本作業療法士協会常務理事)に『在宅リハサービスとこれからのOT』と題してご講演を頂きました。

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日時:2011年11月20
場所:サンメッセ香川

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今回、かがわ福祉・介護フェアに参加させて頂きました。最初、大きな会場の中で私が想像していた以上のスタッフの数と立派なステージ、たくさんの数の催し物に、まず驚きました。そして、開始と同時にたくさんのお客さんでいっぱいになり、活気あふれるスタートでした。

作業療法ブースでは握力・片足立ちの体力測定と、自助具の紹介、腰痛体操の紹介と作業療法の紹介を行いました。

様々なブースがある中で、みんな興味を持って来てくれるのだろうかと思っていましたが、「私バランス悪いけん自信ないわー」と、恥ずかしそうに来てくれた女性や、「昔は握力50kgあった」と豪語するお父さんの姿がとても印象的で、小さい子供から高齢の方までたくさんの方が楽しんでくれ、作業療法に触れてくれたことがとてもうれしく思いました。

腰痛体操の紹介として置いていたパンフレットを見て、「こんな体操をすればいいんやなー」という声も聞かれ、日常生活で腰痛や肩の痛み等に悩まされている人の多さに改めて驚かされました。

今回、かがわ福祉・介護フェアに参加させて頂いて、たくさんの笑顔に出会えたこと、たくさんの人と触れあえたことは、何とも言えない充実感でいっぱいでした。

また、より多くの人に作業療法のことを知ってもらい、興味を持ってもらえたらいいなと思いました。

麻田総合病院 伊賀 智子

日時:2011年10月23日
場所:穴吹リハビリテーションカレッジ

私は臨床で内部疾患の患者様を担当することが多く、今回の研修会で内部疾患の検査結果の見方、リスク管理を再確認したいと思い参加しました。

研修会の内容としては、医師の立場からの作業療法に向けての意見、医療チームでの作業療法の役割や各疾患総論、リスク管理、カルテの見方等について講義していただきました。これまで私が参加してきた研修会は主にPT・OTの先生方が講師をしていただくことが多かったのですが、今回は医師の立場から作業療法に向けての貴重な意見を聞くことができました。

今回の研修会に参加し、内部疾患の総論~作業療法におけるリスク管理についての知識を深めることができました。また、医師からの医療・介護における作業療法の認識がまだまだ低い状況を再認識したため、今後作業療法をチームアプローチの中で、治療の1ツールとして認識されていくような働きかけを日々臨床の中でも行なっていかなければならないと感じました。

総合病院回生病院 谷岡 祐実

 

内部障害は様々な臓器などに障害を起こし、慢性的な生活困難を引き起こします。例えば脳卒中などの疾患は、病院で急性期・回復期に主に身体機能面に対するリハビリテーションが重要です。しかし、急性期・回復期は数カ月程度の為、身体機能面の改善から生活面に視野が映りにくい現状があります。しかし対象者本人が生活するのは、病院ではなく地域社会・在宅です。対象者の中で、特に高齢者は慢性的に1人で多くの疾患をもち症状も様々です。疾患に加え身体機能の低下など老化現象も加わる為、ひきこもりなどによる寝たきりの危険性があります。そのため社会参加などにより防止する事が重要です。その為には医師・看護師などの医療と介護士・ケアマネージャーなどの介護、家族と情報を共有し、生活に則した関わりを行うべきと考えました。これから、病院から地域・在宅の地域レベルで他職種との連携を図り、より細かい関わりを徹底していくべきだと感じました。

フラワーガーデン伏石 沖 奈津美