日時:2011年5月1日
場所:サンポート高松
第31回サンサン祭りには、多くの方々が訪れ賑わっていました。野外では舞台が設けられ、車椅子でのパフォーマンスや、スポーツ、屋台など、年齢・性別・障害の有無に関係なく、たくさんの笑顔が見られました。
サンサン祭りは、1981年より開催されており、今年は、昨年開催された瀬戸内国際芸術祭にちなんで、切り絵や書道などの芸術作品を約60点展示した「チャレンジド・アート展」が新設されていました。
作業療法士会は、福祉用具・福祉機器の展示や体験(革細工・バルーン)などのコーナーを設け、アンケートには約90名の方々の意見をいただくことができました。アンケート回答者の多くは例年よりも10代から30代と若い方が多かったようで、「リハビリテーションという言葉を知っていますか?」との質問には「知っている」が75名、そのうち「作業療法という言葉を知っていますか?」との質問にはPTと同数の57名が「知っている」と回答いただきました。
私は、体験コーナーで革細工を担当し、そこでたくさんの方々の声を聞くことができました。一番多かったのは、作業をしながら「楽しいね」と話す声です。アンケートでも多くの方々が作業療法に関心を示してくれ、幼い子供たちも「楽しみ」から興味をもっていただけたように感じます。また、家族や友達、他人同士でも教えあったり、アイディアを出し合ったりと、人と人との繋がりを見ることができました。
初めて参加しましたが、沢山の笑顔を見ることで改めて作業療法の魅力を感じることができました。アンケートでも「実際にどんなリハビリを行っているのか見てみたいし体験してみたい」や「自分は健常者だが、見るものほとんどが初めてで一つ一つに意味をもっている」などの意見があり、以前から知っていた方も知らなかった方も、興味をもって参加していただけたように思います。
今後も「楽しみ」を通じて“作業療法”また“作業療法士”を多くの方に知っていただけるよう啓発していきたいと思います。最後に、連休中にも関わらずイベントに協力いただいた部員の先生方お疲れ様でした。
赤沢病院 川崎 久美