県士会活動報告 | 香川県の作業療法士会 - Part 4

令和5年7月9日(日)に、学術研修会を開催しました。

日本作業療法士協会会長の山本 伸一先生に、「脳卒中の上肢機能アプローチ~明日から使える介入の原則から具体的介入まで~」をテーマに、講師をしていただきました。

脳卒中片麻痺に対する障害像の理解を深めた上で、上肢機能アプローチの法則について学びました。日常的にアプローチしていることも、何の意図で行っているか理論づけて説明できるように、ひとつひとつ丁寧に説明していただき、実技を通して理解を深めることができました。研修会後のアンケートでは、「明日から使える実技を学べた」など、今回学んだことを現場で活かしていけるとの記載が多くみられました。

今回、コロナ感染症が蔓延して以降、初の対面形態による学術研修会であり、実技を交えながら実践的なお話を聞くことができ、参加の先生方にとっても臨床に活かせる学び多い時間になったのではと思います。

ご多忙中にも関わらず香川県までお越しいただきました山本先生、ご参加いただいた皆様ありがとうございました。学術部では、今後も会員の皆様の知識技術の向上につながる研修会を企画・運営し、地域の対象者の生活行為向上につながるよう活動していきたいと思います。今後の研修会の機会にも、ご参加よろしくお願いいたします。

学術研修会担当委員長  馬場 広志(専門学校穴吹リハビリテーションカレッジ)

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標記の件につきまして、詳細は下記のファイルをご確認ください。

ブロック勉強会開催報告

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令和4年度の地域包括ケアシステム推進委員会の活動報告集につきましては、下記のPDFファイルをご確認ください。

R4年度活動報告集(地域包括)

令和4年11月27日(日)、「認知症研修会~認知症の人の“その人らしさ”を引き出す支援を考える~」に参加させていただきました。今回もオンラインと会場のハイブリット研修会で行い、21名の参加がありました。講師は徳島県作業療法士会認知症推進委員会委員長をされている大浦江美子先生をお招きしました。

 

現代の認知症支援が「“住み慣れた地域”で“自分らしい暮らし”“自分らしく暮らす”」という方向性を推進しているとのことで、今回は「その人らしさを引き出す支援」をテーマにした講演でした。

徳島県士会の取り組みで“ラシーサカード”という自分らしさを考えるきっかけを作るカードの紹介もあり、実際に体験させていただきました。グループワークでお題にこたえていくという形で、すごく盛り上がり、参加者の笑顔も多く、和んだ雰囲気で実践されていました。臨床でも認知症の方に限らず活用していけるものだと感じました。またその人らしさは変化していくものだと理解し、今いかにその人を幸せにできるかをOTとしてその人にあった作業を提供できるよう考えるきっかけとなる研修会でした。

 

今回お忙しい中、講師を引き受けてくださった大浦先生、貴重な講演ありがとうございました。

認知症研修会担当 森 莉央

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第24回香川県作業療法学会を終えて

 

2022年12月18日(日)に、第24回香川県作業療法学会が開催されました。今年も、昨年と同様にオンラインでの実施となりました。今回の演題数は、13演題で参加者は80名でした。「作業療法の今とこれから」を学会テーマとして、基調講演には、(一社)日本作業療法士協会の山本伸一副会長をお招きし、学会のテーマである「今とこれから」についてのご講演を行っていただきました。日本作業療法士協会の現状、役割や活動内容の紹介と、これからのことについてご講演いただきました。特別講演は、(株)クリエイターズ取締役であり、作業療法士の細川寛将氏のご講演でした。キャリアアップのお話しでは、ご自身の経験談や作業療法士個人が将来についてどのように考えるか、未来に向けた内容が中心でした。 今学会のテーマである「今とこれから」について聴講し、私自身も、目標を持つことの大切さや将来に向けて考えるための良い刺激を受けました。演題発表は、MTDLPを活用した発表なども散見され、MTDLPの重要性を感じることもできました。

次の学会は、世の中の状況にもよりますが、会場で発表していただき、皆さまと顔を合わせて作業療法について議論できることを期待しております。今回、発表して下さった先生方、参加者、会長、理事、運営スタッフ、皆さまに心より感謝申し上げます。

今後とも、香川県作業療法士会の活動にご協力、ご支援いただきますようよろしくお願いいたします。

第24回香川県作業療法学会 運営委員長 纐纈 功