県士会活動報告

20251019日(日)に、ユープラザうたづにて、小児発達勉強会を開催しました。

『つながろう!子どもの地域支援~育ちを支えるいろいろなOTの可能性~』をテーマに、二部構成で行いました。

第一部は、三澤一登先生(愛媛十全医療学院 作業療法学科 顧問)をお招きし、地域に参画しているOTの介入例や発達分野のOTの地域における役割などについて学びを深め、第二部は、四国4県県士会の発達分野に関わるOTの先生方に活動報告をしていただき、その後グループに分かれて情報交換会を行いました。

参加者は、27名でした。

 

三澤先生の講義では、こども関連施策の動向と方向性を知った上で、それぞれの地域特性に応じた体制を整えていく必要があることが分かりました。今後もOTの成果をみせていくことの大切さや、ライフステージを通した切れ目のない支援が重要であることを改めて学びました。

活動報告では、高橋一郎先生(高知県作業療法士会 子ども発達支援部部長)、梶谷治夫先生(愛媛県作業療法士会 発達支援部門長)、松本祐輝先生(徳島県作業療法士会 理事)、西井優子先生(香川県作業療法士会 こども委員会委員長)より、各県の取り組みを報告していただきました。普段知ることのできなかったそれぞれの県での取り組みを知ることができ、とても参考になりました。

情報交換会では、県も経験年数も職場も異なるOT同士がグループになり、様々な話題で意見や情報を交換し合いました。具体的に出た話題は、以下の通りさまざまでした。

OTの専門性をどう示していくか?

・マンパワーが少ない中での重症心身障害児へのかかわりについて

・保護者支援の仕方について(病院、児童発達支援、放課後等デイサービス)

・地域に参画していく際のお金と法律の話(保証は?保険は?)

・5歳児健診について

今回の研修をきっかけに、四国4県のOTの先生方ともつながりを持つことができました。このつながりを今後のこどもの地域支援に役立てていきたいと思います。

ご講演いただいた三澤先生、報告をしていただいた4県県士会の先生方、ならびにご参加いただいた皆様、運営にご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。

今後も、香川県作業療法士会こども委員会特別支援班では、こどもの発達支援に関わる企画を運営してまいります。引き続きご参加・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

こども委員会 特別支援教育班班長 佐々木友紀子