県士会活動報告

令和元年10月24日におさか脳神経外科病院にて第29回 東讃地区OTブロック勉強会を開催しました。参加者は26名でした。

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演題名:「脳画像より症状を考える ~くも膜下出血後に出血性梗塞を呈し高次脳機能障害が残存した症例~」

演者:おさか脳神経外科病院 作業療法士 元木 詩夕 先生

演題名:「脳卒中片麻痺患者の上肢機能に対する当院での取り組み」

演者:同院 作業療法士 石丸 裕美 先生

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規則正しい生活と、社会との繋がりを持つためにOTとしてどういった支援が行えるかについてのディスカッションや、各施設で取り組んでいる上肢機能への取り組みについてのディスカッションが活発に行われました。参加者の感想としては、「高次脳機能障害と上肢機能の症例の発表を聞けて良かった」、「Rego-Jに興味を持った」などが得られました。

ブロック勉強会委員長:樫村病院 久保潤一郎

令和年度学術部特別研修会『認知症の方の地域支援~OTからアイデア創出~』

しおかぜ病院  神原ゆい

 

令和元年11月10日(日)、三豊市文化会館マリンウェーブ会議室にて、令和年度学術部特別研修会『認知症の方の地域支援~OTからアイデア創出~』を開催しました。これまで実施してきた認知症初期集中支援研修を修了した方を対象としており、19名の参加がありました。

講師は埼玉県でご活躍されている尚寿会あさひ病院認知症疾患医療センターの倉本貴志先生、前回の実践研修でもお越し下さった訪問看護ステーション開くの森志勇士先生、訪問看護ステーションユニネット・まちかどの森奈奈先生の3名をお招きしました。

先生方の各地域での実践内容の講演をお聞きし、多職種との連携や地域の特性を活かした関わりが大切だと感じました。午後からは地域ごとにグループに分かれて、地域に対しどのような取り組みが出来るかについてディスカッションを行いました。各地域の現状を踏まえた上での取り組みや、認知症の方の御家族に対する支援について、まだ認知症と診断されていない方に対する支援方法など他の作業療法士の方々とアイデアを出し合い意見を交えることができました。今回グループディスカッションで挙がったアイデアを基に、これからの香川県での認知症の方に対する地域支援が豊かになっていければと思います。

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令和元年10月27日(日)、今回初めて県からの補助を受け、主催は県士会で対象は介護従事者向けの老年期うつ病研修会を実施しました。介護職の方や看護師、地域包括の方を中心に44名の参加がありました。講師は首都医校の髙橋章郎先生をお招きしました。先生の柔らかい言葉からでる経験を踏まえた講義に参加者から「わかりやすく伝えていただいた」「現場で工夫してみようかとやる気が出ました」等アンケートから多くの感想をいただきました。
認知症の研修会は多い中、老年期うつ病の研修会を開催したことへも好評であったことがアンケート結果からうかがえました。
今後も作業療法士向け研修会はもちろん、今回のような他職種向け研修会も機会があれば企画運営していきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。最後に、当日は運営担当の公共事業部の会員にもご協力いただきました、ありがとうございました。

老年期うつ病研修会担当:しおかぜ病院 前田悠志

R1.10.27老年期うつ病研修会

 

2019年10月20日、ユープラザうたづにて生活行為向上マネジメント基礎研修が開催されました。講師は楠原敦子先生、桂雅俊先生、若林佳樹の3名でした。

新人からベテランさんまで幅広く参加してくださりました。1日研修でしたが皆さん熱心に受けてくださっております。特にグループワークでは、経験年数関係なく1人1人が発言することができ良い話し合いになっておりました。

また、グループ内では初めてお会いする先生同士も多く、普段の臨床について共有することが出来たようです。時間をかけてシートを活用することで使い方もわかり、他の作業療法士の思考過程も共有でき良かったと思います。

今後、日本作業療法士協会の中村会長が発言されている「活動」と「参加」、地域包括ケアシステムに資する作業療法実践を出来るよう委員として支援したいと考えております。今後とも皆様、MTDLPを活用していきましょう。

MTDLP

 

文責:香川県作業療法士会 理事 若林 佳樹

第10回香川県訪問リハビリ実務者研修会が令和元年10月19日、20日、専門学校穴吹リハビリテーションカレッジにて開催されました。

1日目は「東北で行われている訪問リハステーションの活動紹介〜地域における問題解決のプロセス」をテーマに浜通り訪問リハステーションの熊谷大先生が講義くださいました。

2日目は「都道府県保健福祉計画に対する地域課題」をテーマに香川県長寿社会対策課地域包括ケア推進グループ副主幹の岡洋樹様、株式会社創心會代表取締役の二神雅一先生が講義くださいました。

普段、東北のことを知る機会が少ないため、震災当時のガソリン確保、避難した方と連絡が繋がらない、情報不足・混乱、仮設住宅の環境整備など非常に勉強になりました。また、訪問リハステーションについても学ぶことが出来ました。

香川県の課題を知りつつ、実際に療法士が企業され20年以上も継続している会社の取り組みを教えていただきました。香川県で見たこともない取り組みをされており、同じ療法士として非常に良い刺激を受けました。

今後、香川県のために役立つことができる療法士になりたいと強く感じた研修会でした。来年も多くの療法士の参加をお待ちしております。

第10回香川県訪問リハビリ

 

文責:公共事業部担当理事 若林 佳樹

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