県士会活動報告

 

令和2年1月19日(日)に綾歌総合文化会館アイレックスにて、第21回香川県作業療法学会が開催されました。今回の学会のテーマは「Various occupational therapy こんな作業療法しています」とし、特別講演、一般演題などを行いました。

特別講演はパナソニックエイジフリー株式会社の船谷俊彰先生による「企業で働く作業療法士の役割」について講演していただきました。作業療法士でありながら企業で働く中で、私たちセラピストに求めることを具体的にお話していただき、臨床場面だけでなく多職種との関りについても重要なことを学ぶ機会になりました。また、住宅改修についての手すりを付けるときのポイントなどは、明日からの臨床に活かせる知識として参考になりました。

一般演題は13演題で、身障分野だけでなく、精神科領域や就労支援などの取り組みなど多くの領域から発表をしていただき、質疑応答も活発に行われました。

午後のシンポジウムでは「社会と繋がる作業療法士とは」というテーマで地域ケア会議や特別支援教育、認知症初期集中支援、精神科の就労支援でご活躍されている作業療法士の皆様にディスカッションしていただきました。各分野での取り組みや課題などについて会場からも多くの質問があり、時間が足りないほど盛況でした。

また、賛助会員の企業様にも福祉機器などを展示していただき、学会も無事盛会に終了しました。

今回の学会では多くの方に参加していただきたく、新たな企画にも取り組んでみました。準備など大変でしたが、参加者は140名を超えて、ここ数年で一番多くの方に参加していただくことができました。本当に有意義な学会になったと感じています。

最後に、特別講演の船谷先生はじめシンポジストの先生方、また座長、演者、賛助会員の企業様、運営委員の皆様、当日参加していただいた多くの皆様ご協力ありがとうございました。次回の第22回香川県作業療法学会におきましても、多くの皆様のご参加を心よりお願い申し上げます。

 

第21回香川県作業療法学会 運営委員長 穴吹リハビリテーションカレッジ 山下良二

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