作業療法士会 | 香川県の作業療法士会 - Part 24

2日間にわたり高知県で行われた「第24回四国作業療法学会」に参加させていただきました。また、今年作業療法士となったばかりの私にとって初めての学会でもありました。そのため多くのことを学びたいという期待、会場では具体的にどの様なことが行われているのか、内容についていけるか不安など様々な気持ちでいっぱいでした。

今回は、「認知症」「精神」「神経系」の3分野にわたる演題を聞くことが出来ました。私の知識の少なさから内容が難しく、その都度先輩から補足的に説明していただく場面も多くありましたが、先生方の発表、発表への質問、意見やアドバイスも含めて大変勉強になりました。また、他の病院や施設で取り組まれていると、先生方の考えなどを知ることができ、今後の臨床に少しでも活かしていきたいと感じました。そのためにも作業療法士になれたことがゴールではなく、日々の臨床経験を大切にし、勉強し続けることが大切であるとよい刺激となりました。

いわき病院 前田 幹保

日時:2012年1月15日
場所:四国医療専門学校

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県学会実行委員会は、高松・中讃地区の老健・精神科・回復期・訪問リハ・教育分野の6名で構成し、活動しました。学会テーマを『くらしに寄りそう~地域の中での役割を考えましょう~』とし、特別講演には地域リハビリテーションの分野で第一人者として活躍されている谷隆博先生(株式会社メディケア・リハビリGM、社団法人日本作業療法士協会常務理事)に『在宅リハサービスとこれからのOT』と題してご講演を頂きました。

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日時:2011年10月23日
場所:穴吹リハビリテーションカレッジ

私は臨床で内部疾患の患者様を担当することが多く、今回の研修会で内部疾患の検査結果の見方、リスク管理を再確認したいと思い参加しました。

研修会の内容としては、医師の立場からの作業療法に向けての意見、医療チームでの作業療法の役割や各疾患総論、リスク管理、カルテの見方等について講義していただきました。これまで私が参加してきた研修会は主にPT・OTの先生方が講師をしていただくことが多かったのですが、今回は医師の立場から作業療法に向けての貴重な意見を聞くことができました。

今回の研修会に参加し、内部疾患の総論~作業療法におけるリスク管理についての知識を深めることができました。また、医師からの医療・介護における作業療法の認識がまだまだ低い状況を再認識したため、今後作業療法をチームアプローチの中で、治療の1ツールとして認識されていくような働きかけを日々臨床の中でも行なっていかなければならないと感じました。

総合病院回生病院 谷岡 祐実

 

内部障害は様々な臓器などに障害を起こし、慢性的な生活困難を引き起こします。例えば脳卒中などの疾患は、病院で急性期・回復期に主に身体機能面に対するリハビリテーションが重要です。しかし、急性期・回復期は数カ月程度の為、身体機能面の改善から生活面に視野が映りにくい現状があります。しかし対象者本人が生活するのは、病院ではなく地域社会・在宅です。対象者の中で、特に高齢者は慢性的に1人で多くの疾患をもち症状も様々です。疾患に加え身体機能の低下など老化現象も加わる為、ひきこもりなどによる寝たきりの危険性があります。そのため社会参加などにより防止する事が重要です。その為には医師・看護師などの医療と介護士・ケアマネージャーなどの介護、家族と情報を共有し、生活に則した関わりを行うべきと考えました。これから、病院から地域・在宅の地域レベルで他職種との連携を図り、より細かい関わりを徹底していくべきだと感じました。

フラワーガーデン伏石 沖 奈津美

日時:2011年5月28・29日
場所:松山市総合コミュニティセンター

今回、四国作業療法学会では初めて演題発表をさせて頂きました。当日は、台風も近づいており、生憎の天気でしたが、参加者は多い印象を受けました。各演題発表では、皆様の日頃の治療に対する探求心や取り組み等知ることができ、同じようなケースでは「こんな治療方法もあるのか!」と勉強になることが多かったです。また、私は身障分野(中枢)で働いているため、精神科や小児、整形等関わりの少ない分野では、どのような治療や取り組みを行っているのか興味がありました。今回、他分野の方々の発表も聞くことができ、新鮮で新しい知識を得ることができ、有意義に過ごすことができました。皆様の日頃の努力を知り、今後も日々精進していこうと思いました。

おさか脳神経外科病院 広瀬 恵理

愛媛県で開催された四国作業療法学会に参加してきました。台風の上陸により、大雨の中での開催となりましたが、大勢の方が参加されていました。自分自身初めての学会発表の機会であり、緊張の連続でしたが皆さん熱心に聞いてくれ、盛んな質疑応答や助言を頂く事ができました。今後更なる自己研鑽を積み、より良い成果を対象者の方や学会の場で提供していければと思います。

また、様々な考え方をする人と出会い、改めて作業療法という世界の広さ、奥深さを体感しました。学会を通じて今後の臨床に繋がる多くのヒントを得られたように思います。今回得た知識、経験を今後の臨床場面で活用していきます。

西山脳神経外科病院デイケアセンター 高木 章宏