作業療法士会 | 香川県の作業療法士会 - Part 15

 2017 4 27 日(木)に高松協同病院にて東讃地区 OT ブロック勉強会(第 16 回)が開催されました。内容 は、「急性期脳幹梗塞症例に対する治療と考察」発 表者:鶴窪 良樹先生(西山脳神経外科病院 所属)、「橈骨遠位端骨折 診かた」 発表者:久保 潤一郎先生(樫村病院 所属)、「右被殻出血を呈した患者に対す る作業療法」発表者:纐纈功(橋本病院 所属)でした。

 今回は、経験豊富な先生方の発表でした。勉強会後のアンケートの感想は、「色々と経験豊富な先生の話が聞けてとてもよかった」「勉強会に参加して良い刺激を受けました」「教科書的ではないところを聞けて良かった」「理解できなかったところがあったので勉強しなくてはならないと思った」「発表の流れや進め方などを学べた」と多数の感想を頂きました。感想全てが前向きに感じられました。

 これからもブロック勉強会では、様々な考えや作業療法での取り組み、疑問など、症例を通して発表して頂けたらと思います。共に作業療法について考えていきましょう。

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 今回ご尽力いただきました高松協同病院のスタッフ及び学術部ブロック勉強会運営委員の皆様、諸病院連絡担当係の先生方、ご参加頂いた皆様ありがとうございました。

 今年度もブロック勉強会をよろしくお願い致します。

学術部ブロック勉強会運営委員会 纐纈 功

2017年1月22日に丸亀市綾歌総合文化会館アイレックスで第18回香川県作業療法学会が開催されました。学会テーマ『いきいき生活支援~目標へ挑戦する作業療法士~』と題し一般演題16題、指定演題3題、自助具・治療器具コンテスト、特別講演では、別府リハビリテーションセンター障害者支援施設<にじ>で作業療法士をされている福澤至先生に『脳卒中後遺症者の就労支援と医療福祉連携について』講演していただきました。

また、指定演題では、地域包括ケアシステム推進委員会委員の若林佳樹先生に『地域包括ケアシステム構築における作業療法士の役割』、公共事業部担当理事の山川公彦先生に『地域包括ケアシステム構築に向けた香川県作業療法士会の取り組み』、MTDLP指導者の楠原敦子先生に『生活行為向上マネジメントを実践し、作業療法の専門性をアピールしよう!』について発表していただき、急性期医療に携わる私としても、回復期リハビリや在宅リハビリ、就労支援へとスムーズな移行ができるようなリハビリテーションの提供や他職種との連携の大切さを再認識することができました。

今回の参加者は134名の方に参加していただき盛会に終えることができました。また、特別講師の先生、指定演題の先生方、一般演題の先生方、参加された皆様、運営委員・実行委員の皆様、ありがとうございました。

次回の第19回香川県作業療法学会は2017年12月17日(日)に会場は、4月に新設される観音寺市民会館で開催されますので、ぜひ参加の程よろしくお願いします。

 

第18回香川県作業療法学会 運営部長 山下翼(総合病院回生病院)

 

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2017年1月19日(木)に三豊総合病院にて西讃地区OTブロック勉強会(第17回)が開催されました。内容は、「右前頭葉皮質下出血を呈した症例への急性期における関わり」発表者:藤枝 昌代先生(三豊総合病院所属)、「脳腫瘍患者における自宅復帰への関わり」発表者:松木 彩紗先生(三豊総合病院所属)、「頚髄症術後にC5麻痺を呈した1症例~ADL自立に向けた介入」発表者:鎌田 慎司先生(香川大学医学部付属病院所属)でした。

今回は、3症例共に新人OTの方々の発表でした。急性期病院での作業療法を修了してから外来リハビリ継続中での悩みや、せん妄に対する作業療法、急性期の短い入院期間中でも自助具を作成し奮闘されている内容でした。症例報告は、OTが臨床でどのようなことを実践しているのかをプレゼンテーションすることです。新人OTの発表からも作業療法の難しさを感じました。また、グループディスカッションで新しい発見や工夫などを聞くこともありました。来年度も多くのOTが、ブロック勉強会で発表・参加して頂けることを期待しております。

今回ご尽力いただきました三豊総合病院のスタッフ及び学術部ブロック勉強会運営委員の皆様、諸病院連絡担当係の先生方、ご参加頂いた皆様ありがとうございました。

来年度もブロック勉強会をよろしくお願い致します。

学術部ブロック勉強会運営委員会 委員長 纐纈 功

2016年12月18日に、今年度3回目の学術部 特別研修会として「地域ケア会議に資する作業療法士人材育成研修」を開催しました。香川県作業療法士会理事である、樋本 英司 先生、若林 佳樹 先生、山川 公彦 先生、中川 真人 先生の4人の先生方に講義していただきました。

内容は、地域ケア会議とは何か、OTが参加する事でどんな役割を持てるのか、具体的な焦点が当てられていました。午後からは2つの事例を検討し、実際のケア会議を想定したグループワークを行いました。私自身、OTが参加する事で何ができるのか、どんな発言が出来るのか、疑問点は多くありましたが、実際に検討してみると、現状の生活の改善や、今後の予防として環境調整や他のサービスを利用したり、訓練として行える事など疑問点やアドバイスとして発言出来る部分が多くある事が気付けました。個人的な感想ですが、その中でやはりOTとして出来る範囲の把握や症例を読み解く力、広範囲かつ深い知識が必要になり、引き出しの多さが必要になるのではないか、と感じました。グループワークを通して、他OTの考え方や視点を学ぶ事が出来、この様な機会や、改めて同僚と意見交換を行う事の大切さに気づけたように思います。日々の相談や連絡等のコミュニケーションが、他職種の中でのOTの存在価値を示す事に繋がり、1人でも多くの患者様のために役立てるのではないかと思いました。

内容は勿論の事、伝え方や、提案の仕方、マナー等も詳しく講義して頂き実際に参加した場面で活かせる充実した内容でした。

今回参加していただいた皆様ありがとうございました。来年も充実した、繋がりを持てるような研修会を開催していきますので、今後ともよろしくお願い致します。

 

西山脳神経外科病院 鶴窪良樹 (学術部 研修運営委員)

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2016年12月11日(日)にユープラザうたづにて第3回学術研修会を開催しました。岡山県精神科医療センターの赤澤先生、上田先生をお招きし、『岡山県精神科医療センターにおける作業療法士の役割~急性期から地域まで~』というテーマで多職種チームの構成員として作業療法士がどのような役割を担っているのかや、プログラム運営の実際、症例の紹介などを交えた充実した内容の研修会となりました。
現場目線での講義内容は具体的で理解しやすく、作業療法の導入時期や評価のポイントなど、臨床場面に行かせるヒントが随所に在ったのではないでしょうか。講義のまとめでは『入院生活主体から地域生活中心への転換により作業療法士が原点回帰する』という言葉もありましたが、作業療法士が対象者の方と地域をつなぐ存在に、そして多職種間をつなぐ架け橋となれるよう日々臨床に励みたいと思いました。
今回ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。今後も臨床に役立つ、参加して良かったと思えるような研修会を開催したいと思いますのでよろしくお願い致します。
しおかぜ病院 桑崎裕矢(学術部 第3回学術研修会担当委員)

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