作業療法士会 | 香川県の作業療法士会 - Part 12

平成30年6月24日(日)、高松テルサにおいて、平成30年度第1回学術研修会を開催しました。今回は畿央大学教授、森岡周先生(理学療法士)お招きし「半側空間無視の神経メカニズムに応じた臨床介入」について講義して頂きました。当日は、例年の人数をはるかに超える約100名の参加がありました。半側空間無視をニューロサイエンスの視点から紐解き、神経ネットワークの問題から病態を解釈していきました。空間的注意ネットワークを背側(能動的注意)、腹側(受動的注意)に分けて考え、症状を分類して捉えること、部位別にどの注意機能を活性化させていけばいいいか等、治療介入に繋がる要素がたくさん述べられていました。終了後の出席者のアンケートも好評で「講義内容が分かりやすく最新の知見をふまえて興味深く聞くことが出来ました」「深くエビデンスをもって治療しなければと考えなおしました。新しい気持ちで取り組みます」等、臨床への意気込みが感じられる意見が沢山見られました。また講義も午前中とあり、参加しやすかったという声も聞かれました。今回の研修会を通し、根拠に根差して目の前の患者様に介入していく重要さが再確認できました。
今回お忙しい中ご尽力いただきました講師の森岡先生、及び学術部担当委員の皆様、ご参加頂いた皆様ありがとうございました。
学術部特別研修会担当 西山脳神経外科病院 鶴窪良樹

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2018年7月19日(木)に橋本病院にて第24回西讃地区OT ブロック勉強会が開催されました。内容は、①『左視床出血を呈した40歳代男性~運転再獲得を目指して』 橋本病院 所属:林 広野先生、②『右小脳出血患者に対して書字動作の獲得を目指した症例』同院所属:綾 聖加先生の2演題でした。今回の参加者は31名。ディスカッションを行い他病院との意見交換を行いました。テーマであった自動車運転については、県士会においても運転と作業療法として勉強会を開催しており、興味を持たれた先生方は多かったように思います。2つ目のテーマでは、失調に対するアプローチの意見交換も行われ、すぐにでも臨床において使える内容であったと思います。今回発表された先生方は、現職者共通研修の「事例報告」へ提出するとのことです。まだ、未取得の先生方においては、良い発表の場であると思います。日頃の臨床成果を発表してもらい、色々と困っていること悩み事などを話し合える場所となれば幸いです。これからも東西ともにブロック勉強会への参加をよろしくお願い致します。

西讃ブロック(橋本病院)

今回ご尽力いただきました橋本病院のスタッフ、ならびに学術部ブロック勉強会運営委員の皆様、諸病院連絡担当係の先生方、ご参加頂いた皆様へ深く感謝いたしております。今年度のOTブロック勉強会も引き続き宜しくお願い致します。

文責:学術部ブロック勉強会運営委員 纐纈 功(橋本病院)

2018年6月28日(木)にかがわ総合リハビリテーションセンターにて第22回東讃地区OT ブロック勉強会が開催されました。内容は、①『失語症を呈した症例へのかかわり「しているADL」につなげるために』かがわ総合リハビリテーションセンター所属安部沙也香先生、②『非骨折性頚髄損傷にて四肢不全麻痺を呈した症例について~箸ぞう使用方法の検討~』同院所属:福本彩佳先生の2演題でした。

今回、参加者は25名。勉強会後のアンケートの感想では、「自分では思いつかない多くの意見を聞くことが出来、非常に勉強になった」、「経験が浅いスタッフが発表する良い場だと思う」、等の感想を頂きました。

東讃ブロック(リハセンター)

 これからもブロック勉強会では、様々な考えや作業療法での取り組み、疑問など、症例を通して発表して頂けたらと思います。共に作業療法について考えていきましょう。また、発表後は抄録やスライドに考察を加え、手続きを踏めば現職者共通研修「事例報告」のスタンプも獲得できますので、未取得の先生方においてはどしどし手上げ参加していただければ幸いです。

今回ご尽力いただきましたかがわ総合リハビリテーションセンターの皆様、ならびに学術部ブロック勉強会運営委員の皆様、諸病院連絡担当係の先生方、ご参加頂いた皆様、盛況に終えることができました。ご協力ありがとうございました。

今年度のOTブロック勉強会も引き続き宜しくお願い致します。

文責:学術部ブロック勉強会運営委員会 久保 潤一郎(樫村病院)

平成30年6月3日(日)に四国医療専門学校にて、平成30年度新人周知会を開催致しました。香川県作業療法士会の松本嘉次郎会長を始め、9名の理事・役員の先生方、事務局員と例年より多い34名の新人作業療法士の皆様に参加していただきました。

松本会長の挨拶、県士会の概要説明の後に、グループに分かれて各部の理事の先生方と自己紹介や歓談を行い、和やかな雰囲気で交流が始まりました。その後、昼食を食べながらグループ対抗のレクリエーションを行い、ゲームの勝者には景品をプレゼント、大いに盛り上がりました。レクリエーション中には「作業療法士にとって大切なこととは?」というテーマについて「信頼」、「努力」といった意見が挙がり、理事の先生方と活発な意見交流が行われました。  15289179617621528917952415

今回の新人周知会を通して、今年度就職された新人の皆様、他県士会からの転入者の皆様方に県士会の活動内容を知る良い機会になったと思います。

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最後に、参加してくださった新人作業療法士の皆様、周知会の対応をしていただきました諸先生方、本当にありがとうございました。

 

香川県作業療法士会 事務局 青野佐代 高木茜

2018年4月26日(木)に西山脳神経外科病院にて第21回東讃地区OT ブロック勉強会が開催されました。

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内容は、①『半球間抑制・手指機能について』西山脳神経外科病院所属:鶴窪良樹先生、②『手指機能の低下により調理動作に支障をきたした左片麻痺症例』同院所属:増田祥子先生の2演題でした。

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今回、参加者は33名。勉強会後のアンケートの感想では、「動画を用いた発表で検討しやすく勉強になった」、「講義のあとの症例発表と検討だったので考えやすかった」、等の感想を頂きました。

これからもブロック勉強会では、様々な考えや作業療法での取り組み、疑問など、症例を通して発表して頂けたらと思います。共に作業療法について考えていきましょう。また、発表後は抄録やスライドに考察を加え、手続きを踏めば現職者共通研修「事例報告」のスタンプも獲得できますので、未取得の先生方においてはどしどし手上げ参加していただければ幸いです。

今回ご尽力いただきました西山脳神経外科病院の皆様、ならびに学術部ブロック勉強会運営委員の皆様、諸病院連絡担当係の先生方、ご参加頂いた皆様、盛況に終えることができました。ご協力ありがとうございました。

今年度のOTブロック勉強会も引き続き宜しくお願い致します。

文責:学術部ブロック勉強会運営委員会 久保 潤一郎(樫村病院)