作業療法士会 | 香川県の作業療法士会 - Part 7

2020年9月6日(日)に、「チーム医療におけるコミュニケーションのポイント~信念対立解明アプローチ」をテーマに、吉備国際大学保健医療福祉学部作業療法学科 教授 京極真先生を講師として、第2回学術研修会を開催致しました。

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県士会として初のオンライン研修会であり、手探りでの企画・運営でしたが36名の先生方にご参加いただけました。

京極先生からは、具体的な臨床場面で生じる意見の対立や、職場環境で起こりうる問題に対して、どのように考え行動すればよいのか、実践的な講義をして頂けました。また、チーム医療の中で、多職種の関係、OT同士の関係、上司・後輩との関係、患者と医療者の関係など誰しもが経験する対立や、その対応方法について説明して頂けたことで、明日からの仕事に生かしていくことができる内容でした。

今回、研修会の状況が不透明な中、講師をお引き受けいただきました京極先生、本当にありがとうございました。YouTube、SNSでの発信も楽しみにしながら、継続して学んでいきたいと思います。

京極先生受講生

 

 

 

また、第2回学術研修会担当委員の皆様、運営お疲れ様でした。今後も会員の皆様の研鑽に繋がるような研修会を企画・運営していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

第2回学術研修会担当委員長 馬場広志(専門学校穴吹リハビリテーションカレッジ)

 

令和2年2月16日(日)、専門学校穴吹リハビリテーションカレッジにて、学術部特別研修会「地域ケア会議・総合事業に関する人材育成研修会」~作業療法士が参画できるようになるために~を開催しました。県士会副会長の植野英一氏と私が講師を務めました。植野氏は県アドバイザーを担っており、その経験から地域ケア会議の進行や専門職アドバイザーの助言ポイントなどについて説明され、今後作業療法士が地域で参画していくことがとても重要であることを熱心に伝えられました。また、実際の会議を想定したグループワークを通して、参加者全員が、多職種も含めたアドバイスの仕方も考える事ができ、貴重な経験ができたことと感じました。今回お忙しい中ご尽力いただきました講師の植野氏をはじめ、学術部担当委員、ご参加頂いた皆様ありがとうございました。

介護老人保健施設 白寿の杜 中川真人(学術部担当理事)

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令和2年1月19日(日)に綾歌総合文化会館アイレックスにて、第21回香川県作業療法学会が開催されました。今回の学会のテーマは「Various occupational therapy こんな作業療法しています」とし、特別講演、一般演題などを行いました。

特別講演はパナソニックエイジフリー株式会社の船谷俊彰先生による「企業で働く作業療法士の役割」について講演していただきました。作業療法士でありながら企業で働く中で、私たちセラピストに求めることを具体的にお話していただき、臨床場面だけでなく多職種との関りについても重要なことを学ぶ機会になりました。また、住宅改修についての手すりを付けるときのポイントなどは、明日からの臨床に活かせる知識として参考になりました。

一般演題は13演題で、身障分野だけでなく、精神科領域や就労支援などの取り組みなど多くの領域から発表をしていただき、質疑応答も活発に行われました。

午後のシンポジウムでは「社会と繋がる作業療法士とは」というテーマで地域ケア会議や特別支援教育、認知症初期集中支援、精神科の就労支援でご活躍されている作業療法士の皆様にディスカッションしていただきました。各分野での取り組みや課題などについて会場からも多くの質問があり、時間が足りないほど盛況でした。

また、賛助会員の企業様にも福祉機器などを展示していただき、学会も無事盛会に終了しました。

今回の学会では多くの方に参加していただきたく、新たな企画にも取り組んでみました。準備など大変でしたが、参加者は140名を超えて、ここ数年で一番多くの方に参加していただくことができました。本当に有意義な学会になったと感じています。

最後に、特別講演の船谷先生はじめシンポジストの先生方、また座長、演者、賛助会員の企業様、運営委員の皆様、当日参加していただいた多くの皆様ご協力ありがとうございました。次回の第22回香川県作業療法学会におきましても、多くの皆様のご参加を心よりお願い申し上げます。

 

第21回香川県作業療法学会 運営委員長 穴吹リハビリテーションカレッジ 山下良二

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12月13日(金)に第21回香川県作業療法学会の運営委員会と当日運営委員に協力して頂ける先生方との学会開催に向けての全体会議を行いました。

 

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前回の委員会ではこれまで数か月間、運営委員で協議してきました、学会誌とポスターが完成しました(皆さんポスターを職場に貼って下さいね!)、

今回は当日の運営委員の動きの確認や当日名札兼領収書にポイントシールをとめる作業を主に行いました!

 

 

写真2今回の学会は参加される会員の皆さまに対して、より実りのある学会となるために賛助会員の企業の製品の展示や、前回のアンケート結果の希望から、シンポジウムを開催する予定としています。詳細は学会誌に記載しています!12月20日頃には皆さまの手に届いていると思いますのでご確認ください!

開催日・場所は令和2年1月19日(日)・丸亀市綾歌総合文化会館アイレックスです!いよいよ来月となりました。会員の皆さまにとって良い学会になるように毎月運営委員一同考えて参りました。皆さまに満足して頂ける内容となっておりますので、ご参加お待ちしております!!

 

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第21回香川県作業療法学会運営委員会 運営委員一同

第2回学術研修会 開催報告

2019年12月1日(日)に、三船病院の作業療法士 徳永謙一先生を講師にお招きし、「ライフステージの変化による発達障害の捉え方~子供から大人まで~」をテーマに、第2回学術研修会を開催しました。他職種の方や県外から参加の方もおられ、44名の方に参加していただきました。

これまでの小児病院での経験と、現在の精神科デイケアでの臨床実践を踏まえて、小児期と成人期での発達障害に対する支援の考え方を講義していただきました。自閉スペクトラム症のコミュニケーションの特性では、4つのタイプに分けて説明され、コミュニケーションの傾向を評価する視点など分かりやすく説明していただきました。

今回参加いただいた方は、身障領域で勤務される方も多くおられました。アンケート結果では、成人期で関わっている方、小児期で関わっている方のそれぞれで、「新たな気づきが得られた」という意見が多くありました。対象者の「ライフステージに沿った支援」について学んだことで、今後の臨床場面でも対象者の捉え方やアプローチの考え方が変わってくるのではないかと思います。

発達障害に対する支援、取り組みが広がっていく中で、今回講師をお引き受けいただきました徳永先生、ありがとうございました。また、第2回学術研修会担当委員の皆様、準備から運営までお疲れ様でした。今後も会員の皆様のスキルアップに繋がるような研修会を企画していきたいと思いますので、皆様の参加、ご協力をよろしくお願いいたします。

第2回学術研修会担当委員長 馬場広志(専門学校穴吹リハビリテーションカレッジ)

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