県士会活動報告 | 香川県の作業療法士会 - Part 3

令和5年9月28日に zoom にて今年度第3回目のブロック勉強会が開催されました。

今回は18名の参加がありました。

三豊市立西香川病院の末武祐樹先生による「若年性アルツハイマー型認知症のA氏に対し、意味のある活動提供を目指した一例」の1演題を発表して頂き、2グループに分かれてディスカッションを行いました。

易怒性の強い症例に対する生活歴や趣味趣向の情報収集の難渋エピソードへの工夫、MTDLPの活用方法と実例方法などを各々披露検討しました。

勉強会のアンケートでは、

・認知症の方に対する観察点を整理できてよかった。

・知らなかった評価方法や、他の先生方の取り組みや考えが知れて勉強になった。

・MTDLPの現状や今後の使い方、方針などを考える機会ができた。

などのご意見を頂きました。

次回は10月27日(金)19時より zoom にて開催を予定しています。多くの先生方の参加をお待ちしていますので、宜しくお願い致します。

文責:久保潤一郎(樫村病院)

 

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令和5年9月15日(金)に、オンラインで「生活行為向上マネジメント 書き方研修会」を開催しました。この研修会は、生活行為向上マネジメント(MTDLP)を実践した事例報告の書き方を学んでいただくものです。参加者は16名で多くの方にご参加いただきました。

研修会では、MTDLP指導者である専門学校穴吹リハビリテーションカレッジの馬場広志先生に、MTDLP事例報告の書き方のポイントや注意点を分かりやすく説明していただきました。MTDLP事例報告は、プロセスやアウトカムを示すために重要なものですが、書き方に悩む方も多いと思います。馬場先生は、事例報告の構成や内容、文体や表現などについて、具体的な例を交えて解説してくださいました。

参加者からは、「MTDLP事例報告の書き方がわかって良かった」「自分の事例をまとめてみたいと思った」「MTDLPをもっと活用したいと思った」などの回答がありました。また、「MTDLP事例報告の書き方に関する研修会をもっと開催してほしい」という要望もありました。

このように、今回の研修会は、参加者の皆さんにとって有意義なものとなりました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。今年度事業として、次回は令和5年11月17日にMTDLP活用講座を開催する予定です。またご案内いたしますので、ぜひともご参加ください。

文責 若林 佳樹

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今年度第2回目の開催は令和5年7月27日に実施しました。24名の参加がありました。

IMG_9141 今回は橋本病院の皆さんにホストをお願いして開催しました。一症例目は古志 嶺奈先生による「右被殻出血を呈し、上肢機能低下により復職への不安を認めた症例」、二症例目は森田 愛乃花先生で「頸椎後縦靭帯骨化症の術後、更衣動作自立を目指した一例」の2演題を発表して頂き、その後グループでディスカッションを行いました。
手指機能を中心に最近接領域での課題を行い向上と共に職場復帰も想起可能になったことや、自助具を作成し行為を獲得すること、趣味活動を使用した関わりにより機能向上が図れたことなど興味深い内容でした。お二人の先生方が日々患者様と寄り添い、コミュニケーションの中から、悩みつつも最適な関わりが行えたことが参加者にも伝わりました。
勉強会のアンケートでは、
・リハビリをさせていただく患者様へのアプローチの手段が広がってとても勉強になりました。
・大変勉強になりました。今後の臨床に活かしたいと思います。
・色々な意見が聞けて大変勉強になりました、今後もお願いします。
・すごく良くまとまっており発表聞きやすかったです。
・発表お疲れさまでした。 自助具成功してよかったですね。参考にさせて頂きたいと思います。
・1年目ということもあり、様々な意見を聞くことができとても勉強になりました。
とポジティブな意見を多くいただきました。
一方、ブレイクアウトルームでは質問が出来なかった、スムーズに回っていなかった、など運営側として修正点のご指摘もいただきました。今後対応していけるよう努力します。また参加者の偏りを指摘する声も聞かれています。多くの施設からの参加を増やしていきたいと考えています。
内容や広報共に充実させていきたいと考えています。
次回は9月27日を予定しています。多くの参加を募集しています。よろしくお願いいたします。

執筆担当:鶴窪良樹

香川県作業療法士会教育部主催で生活行為向上マネジメントの基礎研修会を実施しました。
久々の対面でのグループワークでみなさん良かったようです。

参加者の感想として、
• 生活行為向上マネジメントは、作業療法士の思考過程を具体的に示すツールであり、対象者とのコミュニケーションや支援計画の立案に役立つと感じた。

• 様々な領域の作業療法士と交流できて、刺激を受けた。自分の領域以外の事例にも挑戦できて、視野が広がった。

• 座学だけでなく、グループワークもあって、実践的な学びができた。講師や他の参加者からのフィードバックも参考になった。
などいただきました!

今年度の次の計画は書き方研修会になります。
一年通して深めていけるように企画しております。

 

香川県作業療法士会 生活行為向上マネジメント推進委員会 若林佳樹

 

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令和5年7月9日(日)に専門学校穴吹リハビリテーションカレッジにて、「令和5年新入会者及び転入者に対する周知会」を開催致しました。約4年ぶりに対面での開催となりました。

香川県作業療法士会 会長である松本先生(四国医療専門学校)を始め、9名の理事、監事の先生方と6名の各部の部長や委員、12名の新人作業療法士と転入者の皆様に参加していただきました。

県士会の説明や理事の先生方からの各部の紹介をして頂いた後に、グループに分かれて意見交換や歓談が行われました。理事の先生方や各部の部長、それに若手の県士会員の皆様に質問をする機会があり、活発な交流が行われ、笑顔の絶えない時間となりました。また、午前中に学術研修会の講師としてお招きした日本作業療法士協会の新会長である山本会長に急遽ご挨拶をしていただき、作業療法士の今後の可能性や同じ志を持って一緒に学んでいきましょうという力強いお言葉をいただきました。

今回の新人周知会を通して、今年度就職された新人の皆様や現会員の方に香川県士会の活動内容を知って頂ける良い機会になったと思います。

最後に、周知会に参加していただきました諸先生方、参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。

香川県作業療法士会 事務局長 山下 良二

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