県士会活動報告 | 香川県の作業療法士会 - Part 9

令和元年10月27日(日)、今回初めて県からの補助を受け、主催は県士会で対象は介護従事者向けの老年期うつ病研修会を実施しました。介護職の方や看護師、地域包括の方を中心に44名の参加がありました。講師は首都医校の髙橋章郎先生をお招きしました。先生の柔らかい言葉からでる経験を踏まえた講義に参加者から「わかりやすく伝えていただいた」「現場で工夫してみようかとやる気が出ました」等アンケートから多くの感想をいただきました。
認知症の研修会は多い中、老年期うつ病の研修会を開催したことへも好評であったことがアンケート結果からうかがえました。
今後も作業療法士向け研修会はもちろん、今回のような他職種向け研修会も機会があれば企画運営していきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。最後に、当日は運営担当の公共事業部の会員にもご協力いただきました、ありがとうございました。

老年期うつ病研修会担当:しおかぜ病院 前田悠志

R1.10.27老年期うつ病研修会

 

2019年10月20日、ユープラザうたづにて生活行為向上マネジメント基礎研修が開催されました。講師は楠原敦子先生、桂雅俊先生、若林佳樹の3名でした。

新人からベテランさんまで幅広く参加してくださりました。1日研修でしたが皆さん熱心に受けてくださっております。特にグループワークでは、経験年数関係なく1人1人が発言することができ良い話し合いになっておりました。

また、グループ内では初めてお会いする先生同士も多く、普段の臨床について共有することが出来たようです。時間をかけてシートを活用することで使い方もわかり、他の作業療法士の思考過程も共有でき良かったと思います。

今後、日本作業療法士協会の中村会長が発言されている「活動」と「参加」、地域包括ケアシステムに資する作業療法実践を出来るよう委員として支援したいと考えております。今後とも皆様、MTDLPを活用していきましょう。

MTDLP

 

文責:香川県作業療法士会 理事 若林 佳樹

第10回香川県訪問リハビリ実務者研修会が令和元年10月19日、20日、専門学校穴吹リハビリテーションカレッジにて開催されました。

1日目は「東北で行われている訪問リハステーションの活動紹介〜地域における問題解決のプロセス」をテーマに浜通り訪問リハステーションの熊谷大先生が講義くださいました。

2日目は「都道府県保健福祉計画に対する地域課題」をテーマに香川県長寿社会対策課地域包括ケア推進グループ副主幹の岡洋樹様、株式会社創心會代表取締役の二神雅一先生が講義くださいました。

普段、東北のことを知る機会が少ないため、震災当時のガソリン確保、避難した方と連絡が繋がらない、情報不足・混乱、仮設住宅の環境整備など非常に勉強になりました。また、訪問リハステーションについても学ぶことが出来ました。

香川県の課題を知りつつ、実際に療法士が企業され20年以上も継続している会社の取り組みを教えていただきました。香川県で見たこともない取り組みをされており、同じ療法士として非常に良い刺激を受けました。

今後、香川県のために役立つことができる療法士になりたいと強く感じた研修会でした。来年も多くの療法士の参加をお待ちしております。

第10回香川県訪問リハビリ

 

文責:公共事業部担当理事 若林 佳樹

学術部特別研修会に参加して

しおかぜ病院 堀切咲季

 

令和元年8月25日(日)、ユープラザうたづ会議室において、令和元年度学術部特別研修会~香川県 認知症ケア人材育成研修補助事業~を開催し、22名の参加がありました。今回は基礎研修受講者を対象とした実践研修会で、講師は京都府で作業療法士としてご活躍されている訪問看護ステーション開くの森志勇士先生、訪問看護ステーションユニネット・まちかどの森奈奈先生をお招きしました。先生方の講演を聞くだけでなく、実際の事例を通してのグループディスカッションも行ったことで、他の作業療法士の方々のご意見も聞くことができ、充実した研修会となりました。

今回の講演で特に印象深かったことは、「将来、認知症カフェが地域に溶け込んで存在するためには“認知症カフェ”という呼び名が無くなること」というお話でした。“認知症カフェ”と聞くと、「主に認知症の診断を受けた方、またそのご家族の方が参加するもの」というイメージがあり、特別な場所と認識されがちな現状があります。認知症の有無に関わらず誰もが当たり前に認知症について相談できる場所になっていき、認知症に対する特別視が世の中から薄れていくこと、それが認知症の方やそのご家族の方の生きづらさが無くなっていくことに繋がっていくのだと思いました。

R1.8.25初期集中(実践) (1)

香川県生活行為向上マネジメント委員会主催 令和元年度 生活行為向上マネジメント事例検討会①

 

2019年9月26日高松協同病院で香川県生活行為向上マネジメント事例検討会を行いました。

今回の発表タイトルは、「MTDLPにて、在宅生活が安定した症例〜トイレ・シャワー浴と家族の介護負担を中心に〜」です。

 

話し合うテーマは「アセスメント演習シート・プラン演習シートについて」、「通所リハビリとの連携について」、「今後の生活行為の目標について」にし、それ以外にも個々のお困りごとも話しできました。

 

今回、ベテランの先生から新人の方など約20名の方が参加してくださっております。

グループワークでは話しやすい4〜5人で1グループにし、委員が丁寧にサポートさせていただきました。経験にかかわらず、一人一人が熱心に話し合われ、様々な学びを得られたと思います。

 

これからも非常に重要なMTDLPの推進を行なっていきます。

次回の事例検討会は2019年11月28日木曜日19時〜21時ユープラザうたづで行いますので、ぜひご参加ください。

ベテランさんから新人まで、どなたでもお気軽にお越しください。

委員一同楽しみにお待ちしております。

 

香川県生活行為向上マネジメント委員会

若林 佳樹

 

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