平成30年1月28日(日)、高松協同病院において、第3回学術研修会「地域ケア会議に資する作業療法士人材育成研修」を開催しました。午前中は、地域包括ケア会議、総合事業、MTDLP、行政との関わり、帳票書類について講師の遠山和倫先生、若林桂樹先生、中川真人先生方に講義してもらいました。午後からは樋本英司先生が中心に司会進行し、実際に地域包括ケア会議に参加したことを想定に事例検討を行い、作業療法士としてどのように他職種と連携しながらアプローチするかをグループワークで検討しました。環境調整、当時者様や家族の思い、サービス支援など、考えることも多数あり、多職種との会議だからこそOTとしての視点や知識を伝えたい気持ちと、連携しながらどのように伝えればいいのかを考えると正直悩みました。しかし、グループワークを通して他OTの視点や考えを聞き交流することで、新しい発見やより広い視野で深く考えることが出来きました。改めてOT同士でも多職種とでも意見交換は非常に大切であることを実感しました。 今回お忙しい中ご尽力いただきました講師の先生方及び学術部担当委員の皆様、ご参加頂いた皆様ありがとうございました。
赤沢病院 野崎千晴(学術部 第3回学術研修会担当委員)
平成30年1月25日、三豊総合病院にてMTDLP事例検討会①を開催いたしました。
6人の先生が発表して下さるため、2グループに分けて進行しました。急性期に関わる先生方の発表でしたので、入院中のリハビリ、外来リハビリなど多岐にわたり素晴らしい発表でした。
急性期で展開が非常に速いのにも関わらず、患者さんの想いをしっかりと聞き取り、実践して下さっている事例ばかりで感動しました。
事例検討会では、実際の事例を話し合うことができるので、非常に勉強になると思います。また、グループワークで他領域の先生方と交流できるので、新たな発見があります。今後も継続して事例検討会を行なっていきますので、ぜひご参加ください。
MTDLPにご興味ある先生で、どうすればよいかわからないなどありましたら、MTDLP特設委員会までご相談頂けると幸いです。
「今後の予定」
事例検討会②
- 日 時/平成30年2月8日(木)19:00~21:00(受付は18:45~)
- 会 場/ユープラザうたづ 1階 視聴覚室(綾歌郡宇多津町浜六番丁88番地)
書き方研修会:平成30年2月22日
- 日 時/平成30年2月22日(木)19:00~21:00(受付は18:45~)
- 会 場/総合病院 回生病院 本館 2 階リハビリテーション部 作業療法室
(坂出市室町 3-5-28)
※詳細は(一社)香川県作業療法士会のホームページにある「研修会案内(県士会)」をご覧ください。
香川県MTDLP特設委員会
若林 佳樹
2017年12月14日(木)に香川県立中央病院にて第20回東讃地区OT ブロック勉強会が開催されました。内容は、①『重度右片麻痺、感覚障害、運動性失語を呈した患者に対する自主訓練方法の検討』香川県立中央病院所属:松本雅光先生、②『麻痺側上肢の使用が乏しい患者の作業療法の検討』同院所属:高橋宏暢先生の2演題でした。
今回、参加者は17名(内学生1名)で、若手の先生2名による発表でした。勉強会後のアンケートの感想では、「ADL等で脳外、患者へのアプローチで悩む場面が多いため、他院の先生方の意見を伺う機会となった」、「他の病院の意見や取り組みを聞くことが出来た」、「急性期でのOTのリハビリという視点で考える機会になってよかった」等の感想を頂きました。
これからもブロック勉強会では、様々な考えや作業療法での取り組み、疑問など、症例を通して発表して頂けたらと思います。共に作業療法について考えていきましょう。また、発表後は抄録やスライドに考察を加え、手続きを踏めば現職者共通研修「事例報告」のスタンプも獲得できますので、未取得の先生方においてはどしどし手上げ参加していただければ幸いです。
今回ご尽力いただきました香川県立中央病院の皆様、ならびに学術部ブロック勉強会運営委員の皆様、諸病院連絡担当係の先生方、ご参加頂いた皆様、盛況に終えることができました。ご協力ありがとうございました。
今年度のOTブロック勉強会は本会で終了となります。次年度も引き続き開催していきますのでたくさんの方々がご参加いただけますよう宜しくお願い致します。
文責:学術部ブロック勉強会運営委員会 久保 潤一郎(樫村病院)
2017年10月26日(木)におさか脳神経外科病院にて第19回東讃地区OT ブロック勉強会が開催されました。内容は、①『CVA患者、頸椎症性脊髄症患者に対するスプリント療法』おさか脳神経外科病院所属:中野直樹先生、②『手指の限局した痛みを生じている症例への介入』同院所属:元木詩夕先生の2演題でした。
今回、参加者は20名(内非会員1名)で、若手の先生2名による発表でした。勉強会後のアンケートの感想では、「他院のセラピストと話す機会がありよかった。広い視野の介入方法を聞けた(10年目)」、「評価の再考について、画像や動作等のマッチングを行っていきたいと思いました(4年目)」、「当院でもスプリント療法を行っているので参考になった(4年目)」等と多数の感想を頂きました。
これからもブロック勉強会では、様々な考えや作業療法での取り組み、疑問など、症例を通して発表して頂けたらと思います。共に作業療法について考えていきましょう。また、発表後は抄録やスライドに考察を加え、手続きを踏めば現職者共通研修「事例報告」のスタンプも獲得できますので、未取得の先生方においてはどしどし手上げ参加していただければ幸いです。
今回ご尽力いただきましたおさか脳神経外科病院の皆様、ならびに学術部ブロック勉強会運営委員の皆様、諸病院連絡担当係の先生方、ご参加頂いた皆様、盛況に終えることができました。ご協力ありがとうございました。
今年度もブロック勉強会を引き続きよろしくお願い致します。
文責:学術部ブロック勉強会運営委員会 久保 潤一郎(樫村病院)
平成29年8月27日(日)、ユープラザうたづ視聴覚室において、平成29年度学術部特別研修会(県認知症ケア人材育成研修補助事業)「認知症初期集中支援チーム~作業療法士の視点から実践の流れまで~」を開催し、会員34名の参加がありました。今回は昨年度、今年度の基礎研修受講者が対象の実践研修会で、講師は佛教大学の苅山和生准教授をお招きしました。当日は、県の担当課副課長様からあいさつをいただき、事例を通してのグループワークが中心の研修会で、参加者と充実したディスカッションとなりました。ご本人様は当然ながら介護家族の心理も学べ、広い視点で気付き、気遣いの持てる作業療法士が初期集中支援の一員として活躍できたらと期待を膨らませ終えることができました。今後、34名は修了者として、依頼があれば動けるように県士会もシステム構築に取り組んでいるところです。市町担当部局に「OTさんに依頼してみよう」と思ってもらい、依頼を受けて初めて成立するもので課題もありますが、「OTさんに依頼してよかった」と思ってもらえるよう1件ずつ丁寧に進めていきたいと思います。
学術部特別研修会担当 しおかぜ病院前田悠志