県士会活動報告

令和7年10月2日(木)および8日(水)に、「令和7年度 香川県作業療法士会運営に関する周知会」を開催いたしました。

各施設の代表者の皆様にご参加をお願いし、10月2日(会場:四国医療専門学校)では29名、10月8日(会場:穴吹リハビリテーションカレッジ)も29名、計58名の代表者の方々にご出席いただきました会では、香川県作業療法士会の運営や活動内容について周知を行いました。

 

今年度より新しく香川県作業療法士会 会長に就任されました前田悠志先生(しおかぜ病院) より、令和7年度の会の活動方針や取り組みについてご説明がありました。

各部・委員会の活動紹介のほか、高松で開催される全国学会における県士会展示ブースの出展、県士会が担当する香川県地域包括ケアシステム学会の運営、かがわマラソンのサポート活動など、香川県士会の幅広い活動について報告が行われました。

また、災害訓練の案内や新教育制度の説明、香川県作業療法士連盟からの報告なども併せて実施しました。

 

さらに、参加者の皆様との間で「県士会活動に携わる部員・委員が不足している現状」について意見交換を行いました。

意見交換会では、活発かつ前向きな意見が多く寄せられ、有意義な時間となりました。

 

意見交換会で挙げられた主な意見

テーマ:県士会活動に多くの方に参加してもらうにはどうすればよいか?

・年間の活動計画がわかれば参加しやすい

・施設の責任者の理解があれば参加しやすい

・入部制ではなく、単発的・柔軟に参加できる仕組みがあると良い

・活動内容がわかりにくく参加しづらい

・中堅層の作業療法士(OT)が少ないため、勧誘の工夫が必要

・学生の段階からの啓発があれば参加しやすい

 

今回の周知会を通して、多くの方に香川県作業療法士会の活動内容を知っていただく良い機会となりました。

ご参加いただきました諸先生方ならびに関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

 

香川県作業療法士会 事務局長 山下 良二

令和7年8月3日(土)、香川県作業療法士会主催による学術研修会を開催いたしました。会場は専門学校穴吹リハビリテーションカレッジにて行われ、他職種を含めて69名の方々からお申込みをいただきました。

今回の研修会では、日本パブテスト病院の理学療法士、浅野大喜先生を講師にお迎えし「子どもの社会性(他者理解、模倣、言語)の発達を学ぶ」をテーマにご講演いただきました。
浅野先生からは、最新の研究成果に基づく子どもの社会性の発達メカニズムについて、豊富な臨床経験を交えてご解説いただきました。特に、模倣行動や言語発達、他者との関係構築に関する発達理論については、日々の臨床に直結する内容として、参加者から高い評価が寄せられました。
また、講演後には質疑応答の時間も設けられ、質問に対して浅野先生より丁寧にご回答いただくことで、より深い理解が得られました。
本研修会が、参加された皆様にとって子どもの発達支援における知見を深め、臨床現場での支援に活かしていただける機会となったことを願っております。
ご講演いただいた浅野先生、ならびにご参加いただいた皆様、運営にご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。
今後も、香川県作業療法士会学術部では、会員の皆様の専門性向上を目指した研修会を企画・運営してまいります。引き続きご参加・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

学術研修会担当班長
馬場 広志(専門学校穴吹リハビリテーションカレッジ)

当会所属の植野 英一氏(所属:専門学校穴吹リハビリテーションカレッジ)の長年にわたる功績が認められ、県知事表彰を受賞されました。

おめでとうございます。

令和7年3月7日に、丸亀市市民交流活動センターマルタスにて令和6年度第4回のOUDON会を開催しました。

講師は香川大学医学部付属病院所属の津川亮介先生で、「臨床に生かす!ハンドセラピィに必要な解剖と評価のポイント」というテーマについて講義していただきました。当日は16名の方に参加していただきました。

ハンドセラピィにおいて必要な解剖や評価について講義していただきました。手袋を使用し実際の筋や神経の走行を自身の手と照らし合わせることで手の解剖について学ぶことができました。また、エコーや患者立脚型評価などハンドセラピィを行う上で必要な評価について学ぶことができました。

昨年度より活動開始したOUDON会(新勉強会)ですが、今年度は1年を通し上肢を中心とした整形外科疾患シリーズを実施しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

来年度も皆様のご要望を伺いながら開催場所やテーマなど検討し、対面開催の意味があるような勉強会にし、OUDON会を盛り上げていきたいと考えています。来年度もご参加よろしくお願いします。

文責:村上 美沙希

令和7年2月16日、地域医療介護総合確保基金事業として、「車椅子とベッド周辺の福祉用具活用」をテーマにした福祉用具研修会を開催しました。本研修会は、介護現場で活かせる福祉用具の活用方法を学ぶことを目的とし、介護士の方々を主な対象に実施しています。

今回の講師として、松本嘉次郎会長と谷本英晃先生をお迎えしました。ポジショニング、シーティング、抱えない移乗に関して実技を交えながら、参加者が実際に体感することで、福祉用具の使い方をより深く理解し、介護現場での具体的な悩みや課題に対する対応策まで学ぶ機会となりました。

今年度、会場での福祉用具研修会として5回、施設に出向いて出張研修会として6回の開催を行ってきました。参加していただいた皆様、講師の皆様、ご協力ありがとうございました。来年度の開催に向けても、準備を進めていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

地域医療介護総合確保基金事業担当  馬場 広志

 

 

 

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